都市機構マンションの１棟の耐震強度、基準の58%

○独立行政法人都市再生機構（旧都市基盤整備公団）が1989年に分譲した東京都八王子市のマンション１棟について、住民側が検証を依頼した日本建築構造技術者協会（ＪＳＣＡ）が「最弱部分で基準の58％しかない」と指摘していたことが判明。

○同機構は検証で安全性を確認したとしているが、国土交通省は近く機構側から事情を聴く方針。

○機構などによると、同マンションは建設時の構造計算書を機構が紛失。住民側の求めで「再計算書」「再々計算書」を作成したが、それぞれ住民側から計算ミスなどを指摘された。住民側は構造計算書の基になる「構造図」を基に、ＪＳＣＡに検証を委託。機構は改めて構造計算を行い安全性を確認したとしているが、住民側には説明していない。

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