東京消防庁が子どもの火遊びによる火災防止を呼び掛けています。過去5年で201件の火災が発生。
東京消防庁が子どもの火遊びによる火災防止を呼び掛けています。過去5年で201件の火災が発生していることから、次のような対策を呼び掛けています。
火遊び火災を防ぐために
◆ ライター等は、子供の目に触れない場所、かつ手の届かない場所で厳重に管理する。
◆ 子供には幼児期から火災の怖さや火遊びの危険性を教える。
◆ 幼い子供だけを残して外出しない。
◆ 子供の安全を守るため、子供が簡単に操作できないチャイルド・レジスタンス・ライター(CRライター)を使用する。
◆ ライターを廃棄する際は、中のガスを使い切ってから、各自治体が定める分別方法に従い廃棄する。
◆ 小学生になると、公園など屋外で火遊びをする子供が増えることから、保護者、学校、地域が連携して、子供の火遊び火災を防ぐ。
少しの注意をすることで、防ぐことのできる事故ですので、気を付けたいですね。東京消防庁のウェブサイトでは、次のような事例が紹介されています。
火遊び火災の事例
「ライターの火遊びにより42平方メートルが焼損した火災」
この火災は、共同住宅の9階居室内から出火したものです。
11時頃から2人の子供とその母親が寝室で寝ていました。母親が目覚めるとベッド脇のマッサージチェア付近から火が立ち上がっており、2歳の息子がベッド脇に立っていました。
出火原因は、母親が寝ている間に2歳の子供がベランダの室外機の上に置いてあったロングノズル式ライターを使用して火遊びし、寝室のマッサージチェアにかけていたシーツに着火したため出火したものです。負傷者は発生していません。
「マッチの火遊びにより30平方メートルが焼損した火災」
この火災は、共同住宅の1階ダイニングキッチンから出火したものです。
出火時は小学生が一人で留守番をしていました。
出火原因は、子供が下校途中に拾ったマッチ箱を家に持ち帰り火をつけたところ、消し方が分からず、ごみ箱に捨てたためごみくずに着火し出火したものです。
【子供の火遊び火災を防止しよう】平成23年から平成27年の5年間で、東京消防庁管内では、12歳以下の子供の火遊びによる火災が201件発生しました。痛ましい事故が起きないよう、子供の火遊びを事前に防止しましょう。
— 東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) 2016年6月17日
詳しくは→https://t.co/CLxIp2FnYb