八王子のほぼ全小学校にメンタルサポーターを配置
朝日新聞の報道によると、八王子市教育委員会は、「メン
タルサポーター」を、市内のほぼ全小学校に配置する方針
を決めたとのこと。今秋にも実施し、2008年度末まで
に、不登校の生徒・児童を約200人減らすことを目標に
するといいます。
「メンタルサポーター」は八王子市が不登校対策の一環と
して市立の中学と一部の小学校に配置している教員志望の
若者や市民らのこと。臨床心理士などのスクールカウンセ
ラーを補助しながら、児童・生徒の悩みごと相談などにの
っています。
これまで、八王子市は、「市立高尾山学園」「適応指導教
室」「相談学級」といった不登校対策を実施し、一定の成
果を上げてきたものの、不登校の数は年間約600人で、
市内中学の不登校率は1クラス39人中1.5人の割合で
、全国の1クラス37人中1人の割合を上回り、中学1年
生の不登校が小学6年生の3倍にもなり、中学入学直後に
急激に増加する傾向にあるそうです。
このため、現在、38の全中学校と、小学校69校中26
校に1人ずつ配置していますが、新たに小学校41校を増
やし、週8時間程度学校に出向くようにするとともに、小
中連携を研究している残り2校にはスクールカウンセラー
を配置する見通しとのこと。予算額は1000万円規模。
■新聞記事
朝日新聞多摩版
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