八王子市の都立八王子東高でも必修漏れか。東京新聞が報道。校長は否定。
東京新聞は、一部の高校で学習指導要領の必修科目を履修させず、多数の生徒が必修漏れとなっている
ことが明らかになっている問題で、八王子市高倉町の東京都立八王子東高校でも、学習指導要領で必修
とされている「公民」について、単位取得に必要な授業を全員に履修させていないことが判明したと報
じました。
この報道によると、複数の関係者の話を根拠とし、都立八王子東高校の3年生(約320人)のうち、必要
な授業を受けているのは3分の1程度であるとのこと。
都立八王子東高校のカリキュラムでは、二年で政治・経済、三年で倫理を必修科目と定めているにもか
かわらず、実際には二年生で政治・経済を履修させた後、三年では地理、日本史、世界史、倫理の中か
ら生徒に選択させて履修させており、生徒への通知表には、三年生全員が倫理を履修したように記載し
ていたということ。
なお、都立八王子東高校は本年度からカリキュラムを改め、現在の二年生からは現代社会を必修として
いるということです。
この報道が正しいとすれば、三年生はこれまで現代社会の授業を受けていないため、倫理を選択してい
ない生徒は、必要単位が2単位(授業時数にして70時間)不足しまいます。
学校側は事実は否定しています。