【八王子ニュース】総務省が個人情報漏洩で八王子テレメディアに行政指導。
総務省の発表などによりますと、昨年11月に同社元契約社員のウイルスに感染した私用PCからファイル交換ソフト「シェア」を介して18,639件分の個人情報が漏洩した事件で、2月9日に総務省から再発防止の行政指導を受けたということです。
この事件では、八王子テレメディアのインターネット接続サービスを申し込み、2006年6月25日までに登録した方（退会者、工事前解約者を含む）18,639件分の名前、住所、電話番号、ユーザＩＤ、@nifty-ID、メールアドレス、登録年月日、開始日、退会日が漏洩したもので、八王子テレメディアの従業員の指導やデータ持ち出しへの対策が不十分だったことを同社が認めており、今回の指導となったということです。
八王子テレメディアのウェブサイトによると、次のとおりの再発防止対策を取るということです。
主な措置
【1】社内規定違反に対する再発防止策
(1) 全従業員に対して社内規定の説明周知及び個人情報保護の再教育の実施
(2) 社員退職時における個人情報（社有資料・データ）返還確認の再徹底
(3) ＩＣカードによる事務所入退室管理の実施及び入退室履歴の保存
【2】外部記録媒体によるデータ持ち出しに対する再発防止策
(1) 外部記録媒体への書き込みが許可された者のみ可能とするシステム的な規制の導入
(2) 外部記録媒体への書き込み履歴を6ヶ月以上保存し証跡を確保
(3) 個人情報データはすべて暗号化し専用のパソコン以外では利用不可とする措置
【3】再発防止策に関する社内規定の改定及び社内監査
社内規定に上記【1】、【2】の対策を盛り込むとともに監査チームを組織し、社内全部門に個人情報保護及び情報セキュリティに関する監査を実施
