東京都道路公社のひよどり山有料道路が 2007 年度に無料化
東京新聞の報道によると、東京都が来年度から東京都道路公社が管理する八王子市にある「ひよどり
山有料道路」の通行料を無料にする方針を固めたということです。
ひよどり山有料道路は、総事業費242億円で2001年1月に完成。2005年度の一日当たりの平均通行台数
約3300台で、当初に見込んだ水準の4割にとどまっており、今後も利用台数の大幅増は見込めないと
判断したようで、2007年度予算で約69億円の負債を一括返済するそうです。
◆『ひよどり山道路』 来年度から無料へ:東京新聞
◆ひよどり山有料道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひよどり山有料道路(ひよどりやまゆうりょうどうろ)は、東京都八王子市の市街地から新滝山街道
に至る一般有料道路である。2001年に開通した。大部分がトンネル構造である。約242億円の費用を掛
けて作られ、東京都道路公社が管理している。
国道16号現道と国道16号八王子バイパスの中間に位置しており、国道20号や八王子市街地からあきる
野市・昭島市方面へのアクセス道路としての機能を持っている。
自動車専用道路ではないので、125cc以下の二輪車も通行できる。また、歩行者や自転車は、併設され
た歩道を無料で通行できる。
中央道八王子ICとは接続されていない。
沿革
2001年1月28日 供用開始。
2006年9月29日 東京都議会財政委員会にて、多摩都市モノレール・稲城大橋有料道路と共に「負の遺
産」(当初計画と実績が大きく乖離し、事業の見直し・再構築が避けられない懸案)に指定されたこ
とが明らかになった。交通量は計画に対して38%、負債残高は70億円とされる。
2006年10月24日 利用が予測を大幅に下回り負債償還の目処が立たないこと、および周辺道路の渋滞緩
和などを目的として、東京都が負債残高の約70億円の債務を一括償却し、無料開放する方針を表明。
2007年夏 八王子市管理の上無料開放化の予定
通行料金
2006年現在、以下の通り。なお、ETC割引は無い。
軽自動車等 150円
普通車 200円
中型車 250円
大型車 350円
特大車 550円
原付(125cc以下の二輪車) 20円
歩行者・自転車 無料
インターチェンジなど
ひよどり山有料道路南側出入口(東京都道166号瑞穂あきる野八王子線有料道路南交差点)
料金所
ひよどり山有料道路北交差点(谷野街道方面)
ひよどり山有料道路北側出入口(東京都道169号淵上日野線)
◆東京都道路公社 ひよどり山有料道路